東松山市 早俣地区納屋カフェリノベ計画

被災体験を語る千代田さん

概要

プロジェクト名:「早俣地域で被災した納屋のカフェリノベ計画」
リーダー:て to て(千代田美紀)
主な活動地域:埼玉県東松山市

ストーリー

「てtoて」は2019年の台風19号で自宅の一階部が水没する被災に見舞われた千代田さんご夫婦が地域の方々と共に復興に取り組む中で、お互い助け合うために人と人を結びつける場を作りたいという思いから設立した団体です。

この度のプロジェクトでは、同じく被災したご自宅の隣の納屋を様々な人たちが気軽に立ち寄れるカフェとして改装するという計画でした。

被災した納屋の様子

今年度、実際に行動してみると納屋の中にあるトラクターなどの大型の物品を収納するスペースが必要となることが分かり、新たに収納スペースを設けることになりました。

その計画に共感してくれた明治大学の建築家学生グループ「ひととば」の協力を得て2022年8月に近隣の山から取れた杉材を用いた収納小屋を作成しました。

これが完成した収納小屋です。小屋の地面はコンクリート打ちっぱなしで固め、トラクター等重量物が乗っても問題ない作りになっています。

完成した収納小屋(トラクターが収納してあります)

このヒアリングを行った2022年12月11日はちょうど、「てtoて」と協力して台風19号復興支援等に取り組む「NPO法人チーム東松山」が企画する「語り部カフェ」というイベントが開催されておりました。

このイベントは「台風19号被災体験を次世代へ繋ぐ」ということをテーマに、災害の経験を伝える内容で、ご近所の方々、「ひととば」の皆さんや、大東文化大学防災サークルの方々など計20名近い方が集まりました。その内の半数以上が大学生で、大変賑やかで活気に満ちた集まりでした。

被災体験を伝えるという比較的重いテーマに対してこれだけ多くの若い方々が興味を持ち、真剣に話を聞き、会話をしている姿は現代を象徴した姿であり、未来への希望を感じさせる光景でした。

参加者の多くの方が各々の観点から発表を行っていたのですが、その中で「ひととば」の皆さんによる発表は、収納小屋の制作体験に関する発表でした。彼らはこの収納小屋のプロジェクトにかかわる前に千葉県で古民家のリフォームを行う体験をされたそうです。ですが、結果としてそのリフォームされた古民家はその後活用されることがなかったとのことでした。彼らはそこから、このようなボランティア活動は実際にその場を活用する人とコミュニケーションを取り、その思いや意見を汲みながら行わないと自己満足に終わってしまう懸念があるということに気が付いたそうです。

ひととばの皆さんの発表

そして、その反省を収納小屋作りに活かしたそうです。施主である千代田さんとのコミュニケーションの中で、彼らは千代田さんが求めている本質的なものは何なのか考え、それは「カフェ」というキーワードが象徴する、人々が気軽に立ち寄ってコミュニケーションができる場であるということを理解しました。

そうして出来上がった収納小屋は「てtoて」と「ひととば」の思いが詰まった建築物であり、必ずや今後千代田さんによって活用されていくことでしょう。そしてその体験を語るこの場こそが正にてtoての思いから生まれたコミュニケーションの場であり、てtoての目指す形がここに現れていると感じました。

今後についてはこのようなコミュニケーションの場は今後も定期的に催していくとともに、納屋とその周辺の庭を含めて地域の方々が気軽に立ち寄れる場としての整備を進めていきたいとのことです。

千代田さん夫妻と松本浩一さん(チーム東松山)、ひととばの皆さん

活動に共感して下さる方へ

Facebookページでいいね👍をクリック!
また、このプロジェクトにご興味がある方や、ご支援ご協力を検討くださる方、私達と一緒に地域経済を元気にする新たなプロジェクトを立ち上げたい方は是非お問合せフォームからご連絡ください!